Interop Tokyoでは、会場内にネットワークを構築する「ShowNet」というプロジェクトを実施しています。
会場内に構築されるこのネットワークは、出展社から提供された約2000の製品・サービスと、約700名ものトップエンジニア達が幕張メッセに集結して構築されます。
幕張メッセの会場全体をインターネットに接続している実稼働ネットワークでありながら、各種の相互接続実証やチャレンジを実施するという巨大プロジェクトです。
SNSでも情報を発信していきますのでぜひチェックしてください。
上記のフレーズは、1994年にはじめてInteropが日本で開催された時のキャッチフレーズであり、Interopの原点とも言えるべき表現です。
ネットでの情報収集が当たり前になった今でも来場者の皆様の欲求を満たすために開催されるのがInteropです。
そして日本でも、この精神のもと1994年の第一回開催以来、会場内にネットワークを構築する「ShowNet」というプロジェクトを実施しています。
2025テーマ
ShowNet is Your Network
今年のShowNetは「ShowNet is Your Network」をテーマに構築します。
ShowNetは、出展社から提供される最新の製品やサービスを組み合わせ、最先端の技術を使って「2年後、3年後にネットワークに必要なこと」を表現するコンセプトネットワークです。
「コンセプトネットワーク」と聞くと、ご来場の皆様には「少し自分からは遠いもの」と感じられるかもしれません。
しかし、ShowNetで設計、構築、運用されているネットワークは、実際には皆様のお手元で役立つものが組み合わされて実現されています。昨年はこのネットワークの形を「*(アスタリスク)」と表現し、どんな用途にも柔軟に対応できるネットワークを示しました。
2025年はこの「*」を皆様に「自分のもの」として持ち帰っていただきたいと考えています。そういう思いでネットワークを創っていきます。
エンタープライズ、放送、通信キャリア、データセンター、キャンパスなど、皆様が携わるネットワークに役立つヒントを、Interop Tokyoの会場でShowNetに触れて体感し、持ち帰っていただければ幸いです。
NOCチームメンバー一同
「Interop」と「ShowNet」
Interopは1986年米国カリフォルニア州モントレーでネットワークに関心を持つ学識者やエンジニアが集まって開催されたカンファレンスがその歴史の始まりです。 各自が持ち寄ったネットワーク機器を相互に接続し、実際に運用することで課題を解決し技術の進展と、インターネットの発展に寄与し続けてきました。ネットワークにつながるすべてのモノについて、Interoperability(相互接続性)を検証する場、それがInteropの原点です。
ShowNet Archive
ShowNetとは
ShowNetは誰が作っているのか
このインターネット接続環境を提供するネットワークは、単に主催者が準備して提供しているものではありません。各社が約2000の製品・サービスを持ち寄り(コントリビューション)、ボランティアとして集まった約700名のエンジニアがこのShowNetをデザインし、構築、運用までを行うという、ほかに例を見ない巨大なプロジェクトです。

ShowNetを構成するすべての機器は、出展社が持ち寄った製品とサービスで構成されています。各社のフラッグシップ製品、まだシリアル番号のついていないプロトタイプ製品や、初めてここでお披露目される製品も数多く提供されます。インターネットの接続部分(キャリアコア、ISPネットワーク)、データセンターネットワークを模した部分、エンタープライズネットワークを模した部分、最終的な端末を収容するエッジネットワークの部分まで、様々なジャンル、様々なカテゴリーの製品が一堂にあつまり、それぞれが相互に接続されます。

ShowNetを構築するために集まった、産学から集結したボランティアのトップエンジニアたちがリーダーシップを発揮してコンセプトデザインと設計、構築、運用を行います。各ネットワーク機器メーカーやサービスプロバイダをはじめとする企業のエンジニアたちが持ち寄った機器を最善の状態で相互接続します。
さらに一般公募で集まったボランティアメンバーがこのネットワーク構築を支えます。
NOC/STM紹介はこちら
2025年 STM(ShowNet Team Member)募集
ShowNetを"ゼロ"から作り始めて"ゼロ"に戻すまでの様々な作業を通じて、大規模かつ最先端のネットワークの構築を経験できます。
STMには、NOCチームメンバーやコントリビュータメンバーと協力して、ShowNetを実際に構築、運用する作業に携わっていただきます。
ShowNetは多くの人々の協力によって成り立っています。STMプログラムに参加することで、産学や業種の垣根を越えて、ネットワークに関わる様々な分野のエンジニアと知り合い、互いの技術や知識を交換する機会が得られます。
こうした他のエンジニアとの交流や、コントリビューションされた最新の機器やサービスで構成されるShowNetの構築を通じて、技術的知識や経験を深めることができます。